花だより番外編 vol.8

依然として厳しい寒さが続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?浜屋敷には寒威の中でも、綺麗に咲く花々がいます。

寒アヤメ

特に「雪中四友」と呼ばれ、初春の頃の画題として好まれる蝋梅・水仙・山茶花・梅の4種は、今の時期に浜屋敷で見ることができます。

蝋梅 (ロウバイ)

蝋梅

場所 だんじり庫前、駐車場

蝋梅の名前は、半透明でにぶいツヤのある花びらが蝋細工のように見え、さらに旧暦の12月「臘月(ろうげつ)」に咲くことから、名付けられたと言われています。日陰になるところでも、よく育ち開花する丈夫な花木で、やや下向きに咲く花は香り高く、近くを通るとほのかに甘い香りが漂います。

水仙

越前水仙
八重水仙

場所 西庭、東庭、果樹園

多年草で、冬から春にかけて花を咲かせるものが多いです。草丈は、品種や環境にもよりますが、およそ15~50cm程度になります。日本の気候と相性が良く、育てやすいため昔から親しまれてきました。浜屋敷では八重水仙や越前水仙の他、春が近づくにつれ、ラッパ水仙やトリアンドルス水仙なども見られるようになります。

山茶花

山茶花

場所 東庭

ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹で、童謡『たきび』の歌詞に登場することでも知られています。冬の季語で、寒さに強いイメージがありますが、それは品種改良された園芸種に多く、原種のサザンカは特に寒さに強いわけではありません。開花時期に寒気にさらされると花が落ちてしまう事もあります。

梅

場所 東庭

500種以上の品種があると言われています。別名も多く、「好文木(こうぶんぼく)」「春告草(はるつげぐさ)」「木の花(このはな)」「初名草(はつなぐさ)」「香散見草(かざみぐさ)」「風待草(かぜまちぐさ)」「匂草(においぐさ)」などがあります。俳句で「梅」は春の季語ですが、「早梅」「寒梅」や「探梅(たんばい、うめさぐる)」は冬の季語として用いられます。

【参考URL】
Wikipedia (アクセス日2020.1.30)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロウバイ
https://ja.wikipedia.org/wiki/スイセン属
https://ja.wikipedia.org/wiki/サザンカ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウメ