12月11日(土)いいお天気の中、「吹田まち案内人と歩く」旧吹田コースに行ってきました。
泉殿宮や常光円満寺を見学し、大の木神社などを通って神崎川に出る、約5㎞のコースです。
3班に分かれて阪急吹田駅を出発し、まずは泉殿宮に行きました。日照りに苦しむ里人が神に祈願し、泉が湧き出したと伝えられていて神社名と「泉殿霊泉」の由来になったと言われています。
JRの線路の下を通ってすぐのところある「天照皇大神宮鎮守社」は小さなお社です。いつもなら通り過ぎてしまう所ですが、中に入ってまち案内人さんの説明を聞くと新発見がありました。
そして常光円満寺を見学し、舟板塀やかやぶきの屋根が残る町並みを進むと大の木神社があります。椋の大木は昭和9年の室戸台風で折れましたが、以前は神崎川を通る船の目印になっていました。
大の木神社の近くには「ききがき吹田の民話」の「血の池」の舞台にもなった、泪の池公園があります。民話は公園の名前の由来になっています。
神崎川に出ると高浜橋が見えます。吹田は昔、白砂青松の風光明媚な場所として有名でした。その白砂青松だった景観を連想し、つり橋のワイヤーは松葉をイメージしています。
川沿いを歩くと吹田の渡跡があります。江戸時代、神崎川には橋がなく船で渡っていました。その時に使用していた過書船株(交通許可書)は浜屋敷に展示しています。
吹田の渡跡から高浜神社まで住宅街を歩きます。亀岡街道と吹田街道が分岐する場所には南町道標があり、道標の「すく」とは「もうすぐ」ではなく「まっすぐ」という意味です。
高浜神社は吹田ができた大和朝廷の頃が始まりとされる神社です。神社の大鳥居はもともとあった場所から終戦直前に家屋の強制疎開が行われ現在の場所に移動しました。
鳥居の前の道を神崎川に向かって少し歩くと浜屋敷です。9時30分に阪急吹田を出発し、12時30分ごろ浜屋敷に到着しました。
歩いている途中、足元を見ると…
こんなタイルがありました。
いつも通っているのに気づかなかったことがたくさんあることに気づけた楽しいまち歩きでした。