休館中の花だより(紫陽花の季節)

今年はいつもより早い梅雨入りとなりました。浜屋敷の紫陽花もいつもより早く咲き始めました。
休館中のため実際に見ていただけませんが、見ごろを迎えた紫陽花をご紹介します。

紫陽花
一般的にみられる紫陽花の西洋紫陽花です。根を張る土が酸性では青、アルカリ性では赤い花が咲きます。根が吸い上げる成分の量がまちまちなので色の濃さが微妙に変わります。


アナベル
蕾の頃は淡い緑、満開は白、再び緑に変わり、秋には茶色になります。写真では蕾から満開になるまでのそれぞれの花の様子が分かります。

柏葉紫陽花
葉の形が柏の葉に似ています。円錐形の花序が特徴的です。

おたふく紫陽花
花の形がおたふく豆に似ていることから「おたふく紫陽花」と呼ばれます。正式名称は「渦紫陽花」。

額あじさい
日本に古くから自生している品種です。浜屋敷に咲いている額あじさいには装飾花の多いものや少ないもの、大きさもいろいろで個性があります。

山紫陽花(黒姫)
日本原産種で花茎や枝先の葉にも黒味が載っていて野性的な雰囲気です。駐車場の奥の方に咲いています。

スミダノハナビ
星の形の花が花火のように飛び出しています。

七段花
江戸時代に栽培されていた幻の花です。毎年、他の紫陽花より一足早く咲くのですが、今年は足並みがそろいました。

浜屋敷には他にも、まだ開花時期が来ていない紫陽花、玉あじさいとイワガラミがあります。夏ごろ開花予定ですので楽しみにお待ちください。


おまけ
ドクダミもたくさん咲いています。名前は「ドクダミ」ですが、白くてかわいい花です。