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まぼろしの高麗管絃 <雅楽>

二度とは聴けない!廃絶した高麗管絃の雅楽曲を今ココに…
【演目】
第一部|唐 楽 平調音取 老君子 鶏徳
第二部|高麗楽 意調子
第三部|高麗楽 延喜楽 納曽利 破 急
【客演】
東儀季智 楽師
【出演】
森田尚宏 中川千鶴 松岡仁美 江口由美 田中誠 藤田直樹 雑喉泰行
<香りの空間演出 香りすと>
■平調音取 ひょうじょうねとり
雅楽の管弦などの際、初めに作法として行なう序奏。楽器の音調を整えることから、雰囲気を出す一定の型のきまった作法的なものになった。演奏する楽曲の調子によって違う。唐楽では、笙・篳篥・笛・羯鼓・琵琶・箏の順、高麗楽では、笛・篳篥の順で参加する。
■老君子 ろうくんし らうくじ
この曲、大唐においては男子誕生の時にこの曲を奏する。※楽家録の笛説として、嵯峨天皇隠君子が曲を作った。故に老君子と名付けた。隠君子は、嵯峨天皇が太子のままで帝位に登らず、老人となった。とあり。
■鶏徳 けいとく
舞はない。ニワトリの五徳をたたえる曲とも、漢代の中国南方にある鶏頭国を討った凱旋曲ともいう。
■意調子 いちょうし いぢょうし
雅楽における前奏曲の一種。高麗壱越 (こまいちこつ) 調 の音取の一種で特定の楽曲に先立ち、高麗笛と篳篥 の音頭によって奏され、後半では三の鼓が打添えられる。非拍節的リズムのもので、曲の途中笛と篳篥の旋律が非常に食違うところがあるので、両人は心を合せて奏さなければならないことからか、「心調子 (しんちょうし) 」ともいう。
■延喜楽 えんぎらく
高麗楽(こまがくの)一。高麗壱越(こまいちこつ)調の中曲。四人舞がある。延喜年間(901~923)の作といい、万歳楽の答舞としてめでたいときに舞う。花栄楽とも言う。
■納曽利 なそり
雅楽の曲名。高麗楽、壱越調(いちこつちょう)の曲。舞人二人が裲襠(りょうとう)装束に龍をかたどった仮面をつけ、銀色の桴(ばち)を持って舞う。破と急がある。一人舞の時は、落蹲(らくそん)という。左舞の陵王とともに走舞の代表的なものである。なっそりとも言う。
定員|先着70名 小学生以上
費用|一般 2000円 賛助会員 1700円 正会員 1500円
申し込み|9/1(月)9:00から電話で浜屋敷(06-4860-9731)または申込フォームからお申込みください。
〇チラシ

