浜屋敷 薪能を終えて

開館15周年の目玉イベントを企画していた時のこと

「浜屋敷の庭で薪能が見たい!」

浜屋敷の薪能は初代理事長の鶴の一声で動き始めました。

結果から申し上げますと、残念ながら6月10日は天候不良のため庭での開催には至りませんでした。しかし、主屋の土間で行われた公演は華麗さと迫力を感じる素晴らしい舞台で、観客の皆様もしばしば魅了されているご様子でした。


上田 敦史さん(大倉流小鼓方)


薙刀を構える平知盛(半能 船弁慶から)

「能楽囃子の世界」「狂言公演」という浜屋敷の恒例行事が共同する、というのも本公演の見所の1つでした。出演者の皆様には感謝申し上げる次第です。


蟹の精に耳を挟まれる強力と山伏(狂言 蟹山伏から)

残念ながら、今回の公演は屋内での開催でしたが観客の皆様、出演者様、舞台関係者様、その他関わってくださった方々、その全てに「浜屋敷の庭で薪能が見たい!」という気持ちが伝染したのではないでしょうか。その声でこれからも浜屋敷を支えてください。いつか浜屋敷の庭で薪能ができるその日まで。


当日は、すいたきりえグループによる”あかり”の展示も行われました。浜屋敷に実在するへっつい(かまど)や欄間などを題材に作ってもらいました!ありがとうございます!

   

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